2018年11月22日木曜日

平成30年度国際地域開発学科韓国研修(番外編)

今回のブログは韓国研修の番外編です。研修旅行で食べた韓国料理の写真をアップします。
カルビチム定食

焼きウナギ定食

プルゴギ(牛肉)

ヘムルタン(海鮮鍋)

ドゥルチギ(コチュジャン漬け豚肉)

冷麺

ソルノンタン(牛骨スープ)

カルビタン(牛骨付きカルビスープ)

サムゲタン(参鶏湯)

焼肉(コチュジャン漬け豚カルビ、豚皮)


ジャジャンメン

タンスユック(酢豚)

チーズダッカルビ(鶏肉)

キンパップ(海苔巻き)

ユッケジャン

平成30年度国際地域開発学科韓国研修③

今回も韓国研修の続きです。

6次産業化事例の訪問として、ミカン農園(体験農園)を訪ね、園主から農園の経営概要について説明を受けた後、体験サービスを利用しました。農園では、生態系生き物の学習コース、ミカン加工品づくり体験(石鹸、アイス、お菓子等)、ミカンもぎ取り、動物の餌やり、モノレール体験等、ミカンの生産から加工、販売、体験事業を行っています。家族経営でありながら、従業員を10人も常勤で雇っており、経営において年間を通じて収益が得られる仕組みづくり=年中、観光客が訪れる仕組みづくりを最も工夫してきたそうです。また、農園で製造しているミカンジュース名は‘黒豚が育ったミカン’で、ミカン畑で済州島特産物である黒豚を放し飼いしている様子をブランディングしたそうです。ほかの農園と差別化をはかる意味でユニークで面白い!私たちは農園の製品を試食したり、生態系生き物学習コースともぎ取り、モノレール体験を利用した後、良かった点や改善点などについて考えました。
バナナ農園(体験農園)でも、バナナ農園内を見学しながら、園主から農園の経営概要と国内のバナナ市場の状況と今後の経営ビジョンについて説明を受けました。バナナというと外国産を当たり前と認識していましたが、‘売れるものづくり’の視点から生産から加工・販売に取り組むアグリビジネスの必要性と可能性について学びました。また、体験サービスを利用後、経営状況を踏まえた経営主の目線と利用者の目線、両側面から改善点について考えるなど、アグリビジネスに必要な経営要素と課題などについて改めて考えてみる有意義な時間となりました。







自由見学
研修の最後の1日は、学生自らの計画による自由見学です。
ソウルで行ってみたかったところを1日という限られた時間内で如何に効率よく回るかを工夫させました。
男子学生グループは、ソウルで最も高い建物であるロッテ・ワールドタワー・ソウルスカイに行きました。
高さ555m、123階建ての超高層ビルで、2017年時点では世界第5位、アジア第3位の高さを誇る建物です。
夜はソウル夜景スポットとして最も有名なNソウルタワーに行きました。イルミネーションも綺麗で、ソウルの夜景を楽しく眺めたそうです。さて、Nソウルタワー名物の愛の南京錠は果たしてやってきたのでしょうか。



これで、韓国研修のつぶやきは終わりです~★

皆さんも海外研修、ぜひ参加してみて下さい。
現地へ足を運ぶことは、その地の人、モノ、文化、風景、
お気づき等、様々な新しい出会いへの一歩です。
自らの経験により、リアルかつ自己流の
国際感覚を身につけましょう~!

~おわり~

平成30年度国際地域開発学科韓国研修②

今回は前回の韓国研修の続きです。

韓国研修3日目から6日目までは韓国の代表的なリゾート地、「済州島」に行きました。
済州島は、韓国の最南端に位置する楕円形をした火山島であり、国内最大面積の島です。
済州島の訪問目的は、農業・農村開発と関連したアグリビジネスについて理解を高めるためです。
訪ねたところは、済州農業技術院、済州世界自然遺産センター、済州農業農村6次産業化支援センター、 6次産業化事例(ミカン体験農園、バナナ体験農園)です。

済州農業技術院では、済州農業の全般的な状況と農業技術院の業務、役割について説明を受けました。済州島は農地の99%以上が畑です。飛行機の上空写真からも四角い田んぼがないことが不思議でしたが、耕地整理がされておらず、畑と畑の間は石垣となっているという説明に納得しました。また、昔から「風」「石」「女」が多い三多島といわれており、至る所で石を見ることができました。さらに、国内で最も馬産業が発達した地域であるため、馬の牧場も良く見かけました。なお、日本と同じく、韓国でも気候変動、特に温暖化が進み、済州島でしか栽培できなかった熱帯作物が徐々に本土でも生産できるようになったそうです。そのため、既存作物の栽培方法の改良や、新たに栽培可能な作物を研究し、農家に普及・指導することに主力を注いでいます。





済州世界自然遺産センターでは、済州道内の世界自然遺産について学習しました。ユネスコ世界文化遺産の価値を広く伝えることを目的に設けられた博物館で、済州道内の世界自然遺産の再現模型や写真、4D上映館等を見学することで、自然豊かな島であることが十分に理解できました。こうした豊かな自然資源を活かし、観光産業が発達していますが、その自然の保全と開発の両立が地域開発に重要な課題であることが分かりました。また、実際の自然遺産にも足を運ぶことができました。あいにく、我々が済州島に着いた日の夕方から超強力な台風19号(最大風速50メートル)の影響により、予定したところを全て回ることはできませんでしたが、済州島の代表的な世界自然遺産である城山日出峰に行きました。
城山日出峰は10万年前の海底噴火によってできた巨大岩山で、済州島10絶景の一つです。往復1時間なら気軽く登れるところで、頂上から綺麗な風景が広がり、真夏日でもありながら、達成感を感じました。




済州農業農村6次産業化支援センターでは、済州道内の農業6次産業化の動向と支援センターの業務と役割について説明を受けました。農家が生産した農産物加工品のビジネスを成功させるため、商品開発から広告、マーケティング等農家に対する直接支援から、農家と企業の連携をはかる間接支援など多方面でサポートしていました。質疑応答時間には、我々から済州島内に体験農園がたくさんあるにも関わらず、外国人観光客向けのガイドや案内媒体がないことに対する改善や有名なアイドルを活用した海外マーケティングを提案したところ、担当者から良い提案でかつぜひ今後に活かしていきたいという話をいただきました。



2018年11月21日水曜日

平成30年度国際地域開発学科韓国研修①

2018年度国際地域開発学科 海外研修(韓国)
2018年8月20日~2018年8月27日(8日間)

2018年度国際地域開発学科の海外研修、韓国コースが2018年8月20日から8月27日まで8日間の日程で行われました。
羽田空港から韓国の金浦空港まで2時間30分という短いフライト後、到着したソウルは日本と同じく真夏日でした。
まずは初日と二日目は、韓国という国に対する理解を高めるため、JETROソウル事務所、韓国取引所、板門店に行きました。
JETROソウル事務所では、韓国の産業構造の特徴と日韓貿易動向、日本企業の韓国進出状況について副所長の藤本氏と末永氏より説明して頂きました。韓国は貿易依存度が高い産業構造のため、輸出に力を入れていること、また、そのためサムスンのような大企業の海外進出が活発であることが分かりました。また、駐在員の方から、韓国ではクレジットカード使用が広まり、コインや紙幣でモノを買えなくなったところも多く、社会経済変化のスピードが速いことが実感できるという話を聞き、少し驚きました。



韓国取引所では、李鎬澈氏(前IR協議会長)により韓国資本市場と企業家精神について説明を受けました。説明後は自由討論の時間を設け、日本と韓国の経済状況についての討論を通じて、日韓の共通点と相違点や若者に求められるビジネスマンシップについて理解を深める良い時間となりました。若者がよりハングリー精神を持って、新しいイノベーションを作り上げていくことが大事であること!また、失敗を恐れずチャレンジすることの重要性を学びました。
また、韓国取引所で我々が記念撮影していたところは、毎日ニュースに出る株価画面で(テレビ局が毎日午後3時30分市場〆切後ここで撮影)、我々が記念撮影したKOSPI画面がテレビに出だそうです。記念すべき1枚となりました。





板門店では、韓国と北朝鮮が南北に分断されており、停戦状態にある現実を実感しました。ソウルからバスで1時間20分ほどで着く、軍事境界線上にあります。今年の4月、韓国の文大統領と北朝鮮の金委員長が握手した場所でもあります(テレビで見ましたか?)。入場可能な場所も写真を撮ることも制限されている場所で、緊張感が漂いました。南北が国旗掲揚台の高さを競い合った話や、北朝鮮から脱出した軍人が銃で撃たれた場所などを見学しながら、まだ戦争が終わってない状況をリアルに実感しました。また、偶然にも日本語が話せる同じ歳の軍人に出会い、軽くコミュニケーションを取ることができました。軍隊制度に対する考え方について話しましたが、韓国では兵役は国民の義務であるため、当たり前だという考え等、何だか大人っぽく、逞しかったです。来年、除隊したら北海道へ留学しに来るそうで、何だか偶然な出会いでしたが、とても刺激になりました。
ソウルの街中ではK-POPが流れたり、日本とあまり変わらない風景、外見が多く、あまり相違を感じることがありませんでしたが、板門店の見学や軍人との話などから、より韓国の情勢について理解を深めることができました。





2018年11月13日火曜日

平成30年度国際地域開発学科タンザニア研修③

今年度のタンザニア研修の様子はこれで終わりになります。

8日目:8月27日(月)
今日は前回・前々回と同様にミクミ国立公園で東アフリカに生息する動物と人とのかかわり、国立公園と観光資源について学習しました。
密猟に対するタンザニア政府の取組、観光資源の活用による経済政策など、タンザニアの国立公園に関連する事柄には多くの勉強すべきことがあります。こうした事柄を勉強したうえで、野生動物を観察すると単なるサファリツアーとは異なった収穫があるものです。
前回や前々回と同様、国立公園に入園するとインパラ、ヌー、シマウマ、バッファロー、キリン、ゾウなど多くの草食動物を観察することができました。ただ、前回と前々回は生息頭数の少ない大型の肉食動物を観察することはできませんでした。今回も観察できないかなと思っていたのですが、三度目の正直で野生のライオンを観察することができました。
それはともかく、重要なのは野生動物を観察することではなく、短時間とはいえタンザニアの国立公園に滞在することで、学生自身に自然保護などの問題を考えてもらうことです。そういった意味では今回も研修自体は成功したといえるでしょう。












 9日目:8月28日(火)
今回もこれまでの研修と同様にモロゴロにある国立ソコイネ農業大学を訪問しました。これまでは持続的農村開発センターにお邪魔をしていましたが、開発センターが人文社会学部に改組されたため、今回はソコイネ農業大学人文社会学部をたずねました。といって使用している建物や研究室は変わっていないため、前回と同じようなセミナーになりました。今回も同学部のンセンガ博士より農村開発の実情について説明を受けた後、試験農場の見学をさせていただきました。陸稲の耐乾性についての試験、矮性マンゴーや矮性パパイヤの品種育成試験など、熱帯地域ならではの試験を間近で見ることができました。
セミナーの後はソコイネ大学を後にし、ダルエスサラームへ戻ってきました。



ソコイネ農業大学のンセンガ博士と圃場を見学しました

10日目:8月30日(木)
ダルエスサラーム市内で買い物をした後、郊外の海沿いの村に行きました。前回と同様、イスラーム世界とインド洋交易について考えてもらうためです。東アフリカの沿岸部は、歴史的にアラブ世界と深いかかわりがあります。タンザニアの国語であるスワヒリ語もアラビア語とアフリカ大陸の言語であるバンツー諸語が混ざってできた言語です。このため、東アフリカの沿岸部はアラブ文化の影響が強く、内陸部とはやや異なった文化が存在しています。植生も沿岸部と内陸部では異なります。今年もこうした背景を意識しながら、世界とアフリカ大陸の繋がりについて勉強しました。









平成30年度国際地域開発学科韓国研修(番外編)

今回のブログは韓国研修の番外編です。研修旅行で食べた韓国料理の写真をアップします。 カルビチム定食 焼きウナギ定食 プルゴギ(牛肉) ヘムルタン(海鮮鍋) ドゥルチギ(コチュジャン漬け豚肉) 冷麺 ソルノンタ...